◆第13回 JMACシンポジウムのご案内
第13回JMACシンポジウム
「生体模倣システム(MPS)の実用化に向けて データサイエンスと標準化」
日時:2025年12月23日(火) 13:10~17:50
会場:日比谷図書文化館 日比谷コンベンションホール(大ホール)
※対面開催+後日録画配信 (ハイブリッド配信はいたしません)
目的:
化学物質の環境への影響評価や、様々なモダリティを含む医薬品開発のために行われている動物実験ですが、近年削減が求められ、動物実験に変わる新しいアプローチNAMs (New Approach Methodologies)の開発に大きな期待が寄せられています。人の生理的反応を模倣するデバイス、MPS (MicroPhysiological System) またはOoC (Organ-on-Chip)は、このNAMsのコアであり、動物実験の削減だけでなく、日本が開発したiPS技術を用いることによって、IVIVEと呼ばれる方法論のように人の個体レベルへ外挿されようとしています。さらに技術的な発展に伴い、ヒトへの毒性や薬効を評価できるシステムの実用化と規制当局の承認を目指した国際的な競争が激化しています。
MPSは、培養細胞や、器官に似た機能をもつ「オルガノイド」と呼ばれるいわばミニ臓器をデバイスに実装し、また複数結合させ、化合物や新たなモダリティの医薬品候補に対する反応を評価する方法です。実用化のためにはMPSから得られる複雑なデータを俯瞰し、統合的に個体の反応との連関を解析することが必要なことから、普及の鍵はデータサイエンスと標準化だと言われています。AIを含むデータサイエンスの適用のためには、予測モデル構築の基礎となるデータセットの選択及びそれらデータの品質と信頼性を確保することだと考えられます。
今回は日本・米国・韓国による、データサイエンスおよび標準化に関わる取り組みについて紹介します。データサイエンスを考える上ではAIを中心とした情報科学的側面と、MPSデバイスから提供される実験化学的側面との融合が鍵となり、標準化においても、欧州を中心に急速に進められてきたデバイス的側面と、日本も再生医療の標準化を礎に貢献が期待されるバイオロジカルな側面との融合が鍵となります。
本シンポジウムでは、データサイエンスと標準化の双方に焦点をあて、MPSを社会実装するにあたり期待されている、複合領域での統合的技術・標準開発に関する課題について議論します。
主催:特定非営利活動法人バイオ計測技術コンソーシアム(JMAC)
後援(予定):経済産業省
参加費:無料
※懇親会に参加される方はPeatixサイトから別途チケットをお求めください。
交通アクセス
日比谷図書文化館 日比谷コンベンションホール(大ホール)
〒100-0012
東京都千代田区日比谷公園1-4
プログラム・講演者:
座長
的場 亮 株式会社DNAチップ研究所
中江 裕樹 特定非営利活動法人バイオ計測技術コンソーシアム
※時間帯は目安:変更の可能性有
※各議題への質疑応答はパネルディスカッションの時間に含めます。
講演内容をクリックすると、講演要旨がご覧になれます。
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登壇者 |
所属 |
講演内容 |
12:30 |
開場 |
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13:10 |
的場 亮 |
JMAC会長/ |
開会挨拶 |
13:15 |
西尾 翔貴 |
経済産業省 |
来賓挨拶 |
13:25 |
中江 裕樹 |
特定非営利活動法人バイオ計測技術コンソーシアム |
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14:00 |
酒井 修 |
アルプスアルパイン株式会社 |
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14:30 |
山崎 大樹 |
国立医薬品食品衛生研究所 |
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15:00 |
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休憩 |
15:10 |
Weida Tong |
FDA/NCTR |
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15:40 |
藤宮 仁 |
株式会社ダイナコム |
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16:10 |
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休憩 |
16:20 |
Sang-Hoon Cha |
OK-MPS Validationセンター |
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17:05 |
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休憩 |
17:10 |
パネル |
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パネルディスカッション |
17:45 |
中江 裕樹 |
特定非営利活動法人バイオ計測技術コンソーシアム |
閉会挨拶 |
17:50 |
閉場 |
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懇親会開催のお知らせ 18:00より、ネットワーキングイベントとして懇親会を開催します。交流の場としてぜひご利用ください。会場はホール横のプロントです。 |