標準化活動

JMACは、2007年のバイオテクノロジー産業の業界団体としての発足当初から経済産業省の支援を受け、関連分野における標準化活動を行ってきました。

 

標準化=国際ルール作成

“標準化”とは意識的に“標準”を作って利用する活動のことで、“標準”とは所謂ルール等の取り決めのことです。ルールは常にそれを決めた者に有利に働きます。ビジネスにおける数々のルールについても同じことが言えます。現在のグローバル社会において国際ビジネスが益々活発になる中で、国際ビジネスにおけるルールとして最も強力な“国際標準”がどのように作られるか、またそれらをどうやって最大限活用するかが、そのビジネスの成否に大きく影響するようになってきました。このような理由から、JMACではバイオテクノロジー関連分野における標準化活動に注力し、国内バイオテクノロジー産業の活性化のために活動してまいりました。

標準化活動とは?

標準化活動の具体的な活動内容ですが、主に国際標準化機構であるISOにおいて“規格”の提案を行っています。“規格”とは、“標準”を文書化したものです。すなわち“規格”の作成作業で主導権を握ることは、そのビジネス分野におけるルール制定を主導することと同義です。“規格”の作成には各分野における最先端技術に関する深い理解が必要なことは言うまでもありませんが、標準化活動それ自体にも精通している必要があります。国際会議において各国代表者との折衝を行い、自国のステークホルダーの意見集約を行ってそれを反映するためには相応の技術を必要とします。また、“規格”の作成にはそれ自体のためのルールがあり、それらのルールについて精通することも不可欠です。JMACでは最先端技術について精通している会員企業メンバーと、標準化活動における専門技術に精通したスタッフとの協力関係によって国際標準化活動を推進しています。

JMACの標準化実績

JMACの活動実績の中で大きなものは、マイクロアレイに関連する国際標準ISO16578の発行を主導したことです。2010年に規格案「マイクロアレイを用いた特定核酸配列の検出に関する一般的定義及び要求事項」をISOに提案し、食品分野の専門委員会であるISO/TC 34において検討されました。各国から寄せられた意見を取り入れながらも国内のステークホルダーの意見を反映させ、2013年12月に世界で初めてのマイクロアレイに関連する国際規格であるISO16578を日本主導で発行させることができました。また、この実績を基に現在ではさらに活動の範囲を広げ、前述のISO/TC 34に加えてISO/TC 212(医療分野)やISO/TC 229(ナノテクノロジー)、ISO/TC 276(バイオテクノロジー)においても各種の規格提案や国内ステークホルダーの意見調整を行っています。
(2018年10月時点)

活動実績(2018年度版)はこちら

標準化項目の例

生体分子の多項目解析を例とした場合