ご挨拶

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  JMACは、2007年にバイオチップ関連の業界団体「バイオチップコンソーシアム」として設立され、バイオチップの標準化をテーマに発足してから10年あまり、今ではバイオチップに限定せず幅広くバイオテクノロジー分野をテーマに活動を広げてまいりました。そしてこのたび「バイオ計測技術コンソーシアム」として生まれ変わります。

 JMACには、バイオチップデバイスから計測機器までプラットフォーム全体を提供している大手企業から、プラスチック等の材料、加工技術を提供する企業、マルチプレックスPCRやマイクロアレイなど核酸検査のキーコンポーネントである短いDNA断片を提供するオリゴDNAメーカー、ITベンチャーやコンサルタント会社まで40 社以上が一堂に会し、食品検査、医療・医薬分野、健康・予防分野、環境分野など、幅広いバイオ産業の領域をカバーしつつ、国際標準化活動を中心としたビジネスマッチング等を行っています。具体的には、設立当初より活動を継続していたISO国際標準規格の開発活動が結実し、2013年11月に、ISO 16578というバイオチップの測定に関する初の国際標準発行を達成いたしました。現在ではさらに活動範囲を広げ、ISO/TC 34/SC 16(分子生物指標の分析に係る横断的手法分科委員会)をはじめ、医療分野ではISO/TC 212(臨床検査及び対外診断検査システム専門委員会)、さらに広くバイオテクノロジー分野の規格開発を行うISO/TC 276(バイオテクノロジー専門委員会)という、関係する複数の専門委員会において国際標準化活動を積極的に展開しています。また、昨年からあらたにナノテクノロジー分野での規格提案事業に着手いたしました。昨今ISO TC 229において、バイオ関連のナノテクノロジーを用いた技術の標準化が活発に提案されており、JMACを中心に日本からも規格提案を開始したところでございます。ナノテクノロジー分野を得意とする会員企業も多く、みなさまのご関心の強さを実感する今日このごろです。今後ますますの活発な議論が期待されます。

 どのような技術であっても産業化の基盤として標準が求められることに変わりはありません。JMACでは、会員企業のみなさまと共に、また産学官との連携をもとに情報集約および発信の機能を拡充し、バイオ産業発展の社会基盤としての国際標準開発により一層邁進していきたく考えております。我が国のバイオ産業をますます活性化していくために、今以上に尽力していく所存でございます。
今後ともご支援ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

平成30年10月  バイオ計測技術コンソーシアム会長 斉藤 史郎(株式会社東芝)