◆第7回JMACシンポジウム開催報告

2020年1月24日(金)、東京ウィメンズプラザ(地下1階ホール)において、第7回JMACシンポジウム「バイオ未来予想図 ~イノベーションと社会基盤~」が開催され、講演者・関係者を含め、おおよそ160名の方に参加いただきました。
座長は、コニカミノルタ株式会社の柿本篤志氏とJMACの中江裕樹事務局長が務めました。
今回は、最新のバイオ分野イノベーションの話題、社会基盤としての標準化技術を題材に、様々な分野の専門家にご講演いただきました。
・標準物質のセッションでは、国内から産総研(AIST)柴山先生から、国外からは米国NIST Justin ZooK氏から核酸標準物質を使用した制度管理の現状や問題点、管理手法等について紹介されました。
・医療・ヘルスケア×AIの最新の技術紹介のセッションでは、産総研の夏目先生から汎用ヒト型ロボット「まほろ」でマルチオミクス解析の前処理工程の精度化・標準化が目指せること、開発の現状について紹介されました。また、東京大学大学院の橋田先生からはパーソナルデータの分散管理を活用したヘルスデータ共有について、またヒューマノーム研究所の瀬々氏より、AIにおける医療データの活用と応用について各々の研究内容をお話しいただきました。
・国際標準化活動のセッションでは、行政側から経済産業省 加藤氏より医療・バイオ分野における国際標準化の取り組みについて、また標準化活動団体の立場からJMAC中江事務局長より実例をまじえた活動報告が、紹介されました。
ポスター風景
RICOH THETA(360℃カメラの画像)
同社ソフトで加工処理済み